高木伐採には助成金が使えます!
高木伐採を行う際に、費用面がネックになっている方もいるかと思います。
そのような場合には、助成金を使える可能性があります。
ただし、町や区によって助成金が異なるので、まずはお近くの自治体の助成金について調べてみてください。
以下では、いくつかの助成金についての流れについて解説します。
葉山町の伐採補助金の例
神奈川県の葉山町では、土砂災害警戒区域などの土地において、危険木の伐採に係る費用を補助しています。
補助となる対象は、以下のとおりです。
・伐採をする危険木が、土砂災害警戒区域のうち、急傾斜地の崩壊を基準として指定されている土地にあること。
・危険木が目通り直径20センチメートル以上、かつ樹高が5メートル以上であること。
・以下の ア~ウ のいずれかに該当すること。
ア:危険木が倒木した際、住宅に被害を与えるおそれのあるもの。
イ:危険木が倒木した際、道路(道路法第3条各号に掲げる道路)の交通に支障となるおそれのあるもの。
ウ:危険木が倒木した際、電柱に架けられている電線を切断するおそれのあるもの。
補助対象者は危険木が存する土地を所有、占有、又は管理する者で、金額は補助対象経費の2分の1となります(限度額は10万円)。
交付の流れは、以下のとおりです。
- 伐採をしたい危険木が補助要件に当てはまるのかを確認
- 「危険木伐採工事費等助成金交付申請書」を添付書類と共に防災安全課へ提出
- 防災安全課より「危険木伐採工事費等助成金交付決定通知書」が送付
- 危険木伐採の工事
- 「危険木伐採工事完了報告書」を添付書類と共に防災安全課へ提出
- 防災安全課より「危険木伐採工事費等助成金交付確定通知書」が送付
- 「危険木伐採工事費等助成金請求書」を防災安全課へ提出
- 指定された口座に補助金が振り込まれる
詳しくは、葉山町のHPをご確認ください。
横浜市の樹林維持管理助成事業の例
横浜市では、以下のケースで高木を伐採する際の費用に対して、助成金が支給されます。
・枯れている木・倒れていた木を処理
・傾いて危険な木を伐採
・隣の家にかかっていた枝を剪定
・電線にかかっていた枝を剪定
・茂っていた草の草刈り
・土留めを設置
・ゴミの投げ捨てを防止するフェンスを設置
具体的な条件は、以下のとおりです。
・これから予定している作業であること
・伐採、剪定、草刈りについては助成を受けた年度から3年度を経過している
・フェンス、土留めの設置についてはそれぞれ1回のみの女性
・作業を行う事業者は、市内事業者を選定
助成率は、以下のとおりです。
・樹木伐採、剪定、草刈り、倒木、枯れ木の撤去処分…50万円まで100%、50万円を超えた費用については50%
・フェンス、土留めの設置…50%
いずれも上限は合わせて200万円までです。
高木伐採の費用は自治体に一度確認を!
高木伐採の費用がネックであれば、ぜひ一度自治体に確認してみてください。
今回紹介したように、お住まいによっては補助金・助成金が出る場合があります。
もし、補助金・助成金が出る場合は、ぜひ弊社に一度ご相談いただければ幸いです。